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熟年離婚した私の体験をつづっています。 そしてその後のいろんなことも....






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Author:楠すみれ
古風な考えの女性だ、と他の人からは言われます。



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日本人と宗教
 私の育った時代は、戦後の混乱から復興・経済成長していった時代であり、和洋折衷の古い日本と新しいアメリカからの民主主義の教育とが、調和していった時代でもあった。それは、戦後の平和な時代を反映して、少子化どころかベビーブームと高度成長に象徴された時代でもあった。

 お正月には神社へ初詣に行き、お盆やお彼岸にはお寺へお墓参りに行き、クリスマスにはクリスマスツリーを飾り、クリスマスケーキを買い、結婚式は神前や仏前であげる者もいれば教会で挙げる者もいる。そのように個人の意思や信教の自由が認められる時代になったともいえる。

 日本がかつて神道や仏教を掲げて戦争をした時は、死後神になるとか死後の世界に極楽があるとして、死の恐怖をまぎらわせるために宗教が利用され、寺社もまた、協力せざるを得なかった。

 国民を幸せにするためならいざ知らず、国民を殺すためには、神風も吹かないし、神様も仏様も喜びはしないということが教えとして残ったはずだ。宗教は心穏やかに生きるためにあるので、死ぬためにあるのではないのだ。

 日本の国の中に、あらゆる宗教が混在していて、私達、いや私はそれを自然に何の疑問も感じずに、受け入れていた。それを認めていた。だから、「他の宗教を信じると地獄に落ちる」というように、他の宗教を認めないような宗教に出会うと、「恐ろしい」と思ってしまう。こういう宗教が国を支配するとどうなるのだろうか。

 英会話を習っていた時、アメリカから来た青年が、「今、アメリカでも若者のキリスト教離れが著しく、親の世代は洗礼を受け日曜日は教会へ通っていたが、私達の世代は、生まれたときは入っていても、年頃になると、ほとんどが脱会している。ただ、政治家になろうと思ったら宗教との結びつきが必要だ。」と言っていたのを聞いて、驚いた。なぜなら、それまでアメリカ人というのは、誰もがキリスト教徒だと信じていたからだ。

 また、「ダビンチコード」を読み、キリスト教のルーツや、キリスト教といっても宗派によってさまざまだし、宗派同士の争いもあることがわかった。そしてそれが、権力に利用されていることも。

 日本では、戦後、憲法でも政教分離が定められ、宗教が権力を持ち、政治を動かすことを禁じてきた。その結果、多種多様の宗教が弾圧されることもなく存在し、我々自身も寛容になり、宗教団体の起こす事件があってはじめてその存在を知るところとなる。

 戦争中のように、神社に向かって敬礼しなかったとの密告で捕らえられたり、住民に住民を監視させることが起きたようなことが、今後起こらないとも限らない。神社がそのような役割を果たすことはもうないにしても(靖国問題も靖国論議がされているうちはその心配はないと思えるのだが)、他の宗教を認めないような宗教が権力を持ち、地域住民の情報を握るようになると、再びあのようなことな悲劇に宗教が加担することとなる。地域住民の情報を集め、住民がどのようであるかというデーター収集が行なわれたりすることも起きるかもしれない。

 国連が反対するイラク戦争に戦後はじめて日本は賛成した。その頃、どこででも個人の意見を自由に言うことが難しく息苦しさを感じた。戦争についての意見を言うとかでなく、日常の問題についても反対の意見は言うことは許さないというような。戦争に突入する時は、このように空気が変わっていくのだとも思えた。

 私の幼い頃、「人は見かけで判断するな」と教えられた。その人の考えは、意見を聞かなければわからないし、服装やわずかな言葉だけできめられるものではない。そのような判断が差別につながらないとも限らない。親子でも夫婦でも友達でも会話のなくて相手に歩み寄れない、一緒に築きあげられないことほど悲しいことはない。戦争に日本が近づき始めると、自由で楽しむファッションまでも、宗教や政治がらみになるかもしれない。国民がみな一斉に同じ格好をし、同じものを食べ、同じことをするように自然とコントロールされていくとしたら、それは恐ろしいことだ。

 「他の人と違っていい。」と思える世の中ほど平和な世の中だと思う。違う意見でも堂々と言い合って認め合えることが。私はいつもお墓参りをしたり、神社で手を合わせたりするたび、日本は平和で、その平和な日本にいられるのは過去の犠牲があってのことだと思ってしまうのだ。

 北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射しても、それをテレビでお茶を飲みながら、人ごとのようにのんびり見ている私達だからこそ、日本は周辺アジアのどこの国々とも友好関係を維持しなければ存在し得ないと思うのだ。世界中の国々の人々と宗教を超えて、結びつかない限り平和は訪れないはずだ。
 





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雑談
 暑くて、ペットと冷房のきいた部屋へ避難し、こもりっきりの日が続いています。何でこんなに暑いんでしょうね?

 昔は、道路も舗装されてなくて、雨の降った日にははねがあがって歩くのも大変だったけれども、土が太陽の熱を吸収して、地球そのものはこれほど暑くはなかったような気がします。

 部屋にいて、暑さをしのぐことはできるけれど、部屋の中が涼しくても、熱気は外へ排出してるから、ビルや車から一歩でると、ムーとしたあの暑さに耐えられないので、結局、どこもでないでこもりっきりになるのです。


 子供の頃、縁側で西瓜をほおばったり、蚊取り線香に団扇、風鈴、蚊帳をつって寝たのも懐かしく思い出されます。夏休み、朝近くの農家へ野菜を買いに行くのは、いつも子供の仕事で、買い物籠を提げて、出荷できないような曲がったなすやきゅうり、トマトを買いに行き、農家に近づくに連れて、ぷーんと野菜の匂いがして、帰って買った真っ赤なトマトを水で冷やしてからかぶりつくと、青臭い香りがしたものでした。

 
 この頃、この野菜の青くささが無性に懐かしいのです。一年中いつも季節を問わず野菜が売られていていつでもたべられるようになったものの、きれいだけれども、どの野菜も何の香りもなーんにもない。今の子供は、どうやって野菜がつくられるかも、いつの時期何がつくられるかも知らない。

 息子が、高校の体験学習で北海道の農家に泊り込み、農作業を手伝った時、収穫のあまりの大変さに、それまで残していた野菜も、残さずたべるようになり、何か育てた野菜がいとおしくおもえるようになったみたいです。大学のボランティアでも鹿児島で菊の花の栽培を手伝って、これまたあまりの忙しさに、育てて採り入れる労働の大変さが身をもってわかったようです。

 今でも、お世話になった方々の所へ、また訪ねたいと言っています。これって学校だけでは、学べない貴重な経験です。

 私は受験教育そのものを否定する気はないのです。ある時期目標に向かって勉強することは必要だし、ましてや将来職業に就くためにどうしてもくぐりぬけなければならないハードルもある。それによって覚えられた知識もある。ただ、何もかもの価値基準が、受験勉強だけになったり、それだけが教育だとなることを危惧するだけです。勉強ができるかどうかだけで人を判断するスケールしか持ち合わせなくなるということがこわいのです。

 世の中便利になって、却ってなくしたものがあるような気がします。義理とか人情とか、日本人のまじめさや努力や辛抱づよさ。戦後の60年、日本は急激に変わってしまったのですね。

 


 

宝毛
 リビングの机の上に置かれている息子の国際ボランティアのリーフレットを何気なく見ていたら、上田英司さんという人の編集後記が目にとまった。

 それは「宝毛」について書かれている文章だった。
「宝毛」とは、「俗に通常は体毛が生えない場所から生えてくる透明または白色の長い毛のこと」で、糸くずか何かと勘違いされてしまうこともあるそうだ。しかし、この体毛とは、その字の通り、「生えていると縁起がよい」とする民間伝承の言われもあり、別名「福毛」とも言われ、さらにその「宝毛」が抜けると願いがかなうと言う話もあるそうだ。そして、こう結んであった。「皆さんも、もし『宝毛』を発見されたら、縁起物ということを思い出されて下さい。」

 それを読んで私は思った。
一見無駄のように思えるものでも見方を変えればそれは貴重なものとなり、自分の気持ち次第でどのようにもなるものだと。他と違っているからみんなと違うから排除するという論理で考えれば、無駄な意味のないものになるが、見方を変えれば自分に幸運をもたらすものともなる。

 多くのいじめで問題となるのがこの見た目が違うとか、考え方が違うとかいう理由で、集団からあらゆる手段を使い追い出すことである。黙って従う者だけでまとめた方が集団はスムーズだし、使う者にとっては扱いやすい。しかし、違う意見の者をすべて排除してしまった時、その集団は弱体化する。それを支えるあらゆる種類の基盤がこの時にはすでになくなっており、基盤がなくなると同時に、指導者がいなくなるとその指導者の言う通りに動いていた者ひとりひとりはロボットと同じでしかないから、ばらばらになって収集がつかなくなってしまう。

 昔のガキ大将は、あらゆる年齢層の子供達をけんかしながらも、いざとなったときは、守れるだけの度量を持ち合わせていた。今、その度量のある指導者がどれだけいようか?つまり、けんかさせるだけさせて責任がとれて守れる指導者が。効率だけ考えれば、喧嘩もさせず、何も言わせず従わせるほうが楽である。楽だけれどその楽な道をとると、組織そのものは何のアイディアもうみだせず、常に指導者の顔色を伺いながら行動するようになる。表向きは、言うことをきいてても、裏にまわれば陰口や不満が満ち溢れる。気持ちよくその中に身を置いてる者は、上に立つごく一部の者に限られる。誰かがいじめられていても、助けて我が身に災難が降りかかるより、黙って見過ごすかその仲間に加わって一緒にいじめようとする。それが自分の生き延びる道になるからだ。臆病な指導者ばかりになると反対意見をいう者は敵とみなし、いつも盗聴器や隠しカメラを設置するようになるかもしれない。戦時中のように。

 日本が民主主義の国になるのも、軍国主義の国になるのも、指導者次第ではなく、私は国民次第なのだと思っている。テレビ番組をつくる製作者、国の政治をつかさどる為政者、公務員などなど、それぞれが同じ政党・同じ宗教団体などという枠組みにだけとらわれて仕事をしていたら、それを平等に享受すべき国民は、税金を払いながらも不公平な待遇を受けることになる。あなたは、今良心に基づいて仕事をしていますか?

 古い時代の「村八分」的意識を変えなければ、日本はいつまでも国際社会から孤立し、遅れをとることになるだろう。それまでの友好関係を築くことより、反対するものへの制裁を与えることばかりに追われる集団になるといわゆる恐怖政治のようになり、誰も何も言えなくなってしまう。何か今の政治を見ていると、時代が逆行しているように思えてならない。


息子の奨学金
 「お母さん、掲示板に番号がなかったよ。」と、昨日息子からメールが入った。申請していた息子の奨学金が通らなかったとわかって、奈落の谷につきおとされたような気持ちとはこのようなことを言うのだろう。利息のかからない日本支援機構の第一種奨学金だけの申し込みだったから、かなり厳しいとは思っていたものの、やっぱり結果を突きつけられると、涙が出てくる。

 大学を選ぶオープンキャンパスで、「この大学は、一年次の学業が優秀ならば、二年次からは奨学金が受けられる」と聞いて、成績を上げればとバイトもさせなくてもなんとかなるのではと思った。一年の成績は良が一つ残りは総て優だったが、全優でないとだめなのか、学内の奨学金は短期の30万があるだけで、申し込みは日本支援機構の奨学金だけだった。

 私達の頃は、日本育英会の奨学金があって、かなりの大学生がそれに助けられたはずだが、返済されないからか、なくなってその後引き受けたのが、日本支援機構だった。両親揃って働いてる息子の高校のときの友人や母子家庭で母親が働いている友人が奨学金をもらっていると聞いて、僅かばかりの収入しかない母子家庭なら何とかなるかなと高をくくっていたのが間違っていた。

 「アルバイトはできるだけさせないで」という大学案内のビデオの中の教授メッセ?ジだったが、それならば学内の奨学金をもうすこし充実させて欲しいと思わずにいられなかった。

 今息子は学校の帰りにアルバイトをし、終電でへとへとになり帰り、
朝起きるのもかなり辛いようで、レポートもたまり、私も気が気ではないのだが、疲れてくると息子の「お母さんも働けばいいんだ」と言葉にも言い返せないでいた。

 「奨学金が通らなかった」ことがわかって、落ち込んでしまい、もしかして死にたくなるとはこのような時かもしれないと思った。そんなとき友達にランチをご馳走してもらい、友達の病院に付き添って、それでもこみあげる涙にどうにもならなかった。励まされ買い物をして帰ったものの、離婚以来の忙しさから解放されたと思ったところに息子の通っていた英会話学校の倒産やあれやこれやで心痛もピークに達していた。

 それでも黙って聞いて励ましてくれる友達がいるだけ幸せだ。息子の大学から学生証をアイシーチップ付ビサカードにするとの通知が来ていて、息子が今日学校から帰って渡したときに、「学生証を取り上げて脅かされてキャシィングさせられたりする被害がでたりするからこんなのいらないのに。それにお金をかけるんだったら、学費を下げて欲しい」と思わずこぼしてしまった。

 昨日からの精神的疲労もあって、「お母さん、リストラに遭って、苛め抜かれて精神的にまだ立ち直れないから仕事もできないの。生きているだけいいでしょ。」と子供には言うまいと思っていたことを言ってしまった。

 一瞬空気が張り詰めてくらーくなり、お茶を入れたのに、いつもはお菓子を食べながらテレビを見ている子供が、すーと部屋へ行ってしまった。離婚したばかりでやっぱり言わなければよかったのかなと後悔するものの、どうしょうもない。

 格差社会に突入するとこんなことがますます増えてくると思った。お金のないものは大学にも行けない。奨学金などの公的補助もなくなる。病院の次の診察予約で、長いこと待たされているのに、一目で議員とわかる身なりのピシィッとした患者のところには、事務員からわざわざ出向いてきて、「いつがいいですか?」と聞いて、「私が予約しておきますから」と待たずに処理する。他の人の見てないところですればまだ憤ることもないのに。この病院の入り口にはたしか「愛の病院」とあったはずだ。

 傷ついた者は誰もが平等に愛を享受する時代はここでも終わりを告げるのかと思わずにはいられなかった。

ドメステックバイオレンス(家庭内暴力)の女性とこどもを救うためには
 区役所に行ったとき、「被害者の立場から考える ドメステック・バイオレンス&セクシャル・ハラスメント」という区の総務部人権・男女共同参画課が編集・発行している冊子が置かれてあった。

 貰って読んでみると、DVに悩む女性もかなりいることがわかった。ハラスメントもDVも近年増えてきているとはいえ、同じようなことは姿・形を変えて昔からあったであろうが、これだけブログや日記などで語られるようになったということは、女性のただ黙って耐えているだけの時代に終わりを告げるようになったといっていい。

 以下、この問題について、ブログなどで書かれているところを引用してみた。


 「ドメスティック・バイオレンス(以下DV)は、直訳すると「家庭内暴力」ですが、日本で家庭内暴力というと、子供が親に対して振るう暴力と取られがちなため、「夫や恋人からの暴力」と訳されています。

DVは、男性の年齢や教育レベル、職業に関係無く起きています。医師、公務員、教職員のなかにもDV男性は存在します。また、そういう人の多くは、地域の中で「いい人」と思われているのです。

DVは、男女の不平等な力関係から生まれます。日本においては、女性の経済的自立が、男性に比べてはるかに困難な上に、いわゆる性的役割分業(家事・育児は女の役割)が根強く残っており、夫から妻への暴力は大目に見られがちでした。」



「「夫やパートナー等の親密な関係にある(あった)男性から女性に対してふるわれる暴力」のことであるが政府の調査によれば20人に一人の女性が生命に危険を感じる程の暴力を受けていたことが報告された。
また、日本の警察の犯罪統計でも殺人事件の女性被害者の約3割が夫、内縁の夫から殺され、離婚調停を申し立てる妻の約3割が離婚理由として「夫の身体的な暴力」を挙げている

何よりも辛い事は身体に受けた傷やアザだけでなく、目に見えない心に受けた傷が被害者女性にとって一番辛く、長い時間をかけての心のケアを要する。
心理的暴力もまた身体的な暴力とほぼ同等であると考えられる」



「DVは、直接的に暴力を受ける女性だけでなく、その子供たちにも深刻な影響を及ぼします。直接父親から暴力を振るわれなくても、母親に対する暴力を目の当たりにさせられること自体が、子供に対する暴力であるということを、私たちは認識しなければなりません。
DVによって、子供に現れた症状として、以下のようなものが挙げられます。

? 父親への憎悪、恐れ
? 性格、情緒の歪み
? 不登校
? 嘔吐、おもらし、泣く、チック症状などが現れる
? ノイローゼ、自殺企図
? 子供自身が暴力を振るうようになる(いわゆる世代間連鎖)
? 無気力、無感動    など
(女性への暴力に関する調査<1997年:東京都>)

これらを見てもわかるとおり、DVから女性を守るということは、子供たちを守るということでもあるのです。


DVの種類 http:// www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/6614/dv.html

「身体的暴力」
殴る・蹴る・押す・つねる・物を投げつける・水や熱湯をかける・髪をつかんで振り回す・首を絞める・刃物を突きつける など

「性的暴力」
妻の望まないセックスの強要(不快なポーズや方法を含む)・避妊しない(妻の望まない妊娠や中絶)・ポルノの強要 など

「心理的暴力」
無視する・妻の大事にしているものを取ったり壊したりする・「別れるなら殺してやる」「死んでやる」「子供は渡さない」などと言う など

「言葉の暴力」
説教する・「お母さんが悪いから殴られるんだ」と子供に言う・「誰に食わせてもらっているんだ」と言う など

「経済的暴力」
妻の労働を嫌がる・家事に支障のないパートしかさせない・生活費を入れない・使途をチェックする・大きな買い物の決定権を渡さない など

「社会的隔離」
妻が実家や友人と付き合うのを嫌がる・電話や手紙をチェックする・妻の外出(特に夜間や休日)を有形無形に妨害する など」

 
『 「 被害の潜在化 」 ひとりでくるしんでます
暴力を受けた女性が、その被害を訴えたり、援助を求めるのはとても難しいことです。
 「愛情を前提とした関係の中で振るわれる暴力であるため、口にすることをためらう女性も多いのです。特に、被害が目に見える身体的暴力より、精神的暴力や性的暴力は、その苦しさをなかなか理解してもらうことができません。
 やっとの思いで親や身内などに相談しても、「そのくらいは、よくあることだ。」「離婚は身内の恥」などと逆に非難されることさえあります。
 このように暴力を容認したり過小評価する社会と、そこから生じる周囲の無理解が、被害女性の苦しみをさらに深め、相談することをあきらめさせ、DVを潜在化させているのです。』


「 DVを支えている性差別社会
DVの背景にあるのは、性差別社会である。つまり、経済的、社会的に男性が優位に立つ社会、女性が経済力を持つことが困難を伴う社会、子育てが女性の役割とみなされ、その労働に対して経済的価値が付与されていない社会、妻には夫を世話し支える役割があるとされている社会、男性の攻撃性や暴力性が男らしさの証と容認されている社会。このような社会意識(ジェンダー)がDVを許してきたのである。

 ジェンダー・・・生物学的性差(セックス)ではなく、社会的・文化的・歴史的に作られた性差のこと。いわゆる「男らしさ」「女らしさ」「男だったら・・・」「女のくせに・・・・」とか「妻は夫に服従するものだ」「家事や育児は女の仕事だ」という刷り込みを言う。

女性のためのシェルターとは

DVから逃れてきた女性や子供たちが、安心して心と体を休め、新たな人生を歩み出すための準備をするところです。そのためには、精神的、法的、経済的・・・に様々なサポートが必要です。
欧米では1980年代から、日本でも1990年代から、民間女性団体が積極的に取り組み、現在、国内には二十数箇所あるといわれています。」


DVから逃れるために

1  身体の危険を感じたら、警察に駆け込むか110番する。
女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)や民間シェルターなどの一時保護機関につないでもらう。
日頃から警察の生活安全課、女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)等に相談しておく。
2  生活や住居について福祉事務所に相談する。(逃げた先の福祉事務所でもOK)対応が悪くても諦めない。
3  女性センターや女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)、民間の相談機関やシェルターに相談する。
4  経済的に苦しくても、生活保護や、公的な母子支援の制度を利用すればなんとかなる。
5  被害の証拠をとっておく。写真(怪我の個所及び自分だとわかる写真)や、医者の診断書。日記(言葉の暴力も記録しておく)も証拠になる。 ※証拠がなくても、被害者本人の陳述書があればなんとかなる。
6  自分名義で、少しでもお金を貯めておく。なくてもなんとかなるが・・)
7  住民票を動かさないこと。住民票がなくても国民年金の受給や国民健康保険の加入、学校の転入手続などできる。
8  暴力がひどい場合、調停などは別居して、保護命令を取るなど身の安全を確保してから後にするほうがよい。過去に身体的な暴力があれば、 保護命令を裁判所に申請することができる。(6ヶ月間の接近禁止命令と家からの2ヶ月の退去命令がある)
9  信頼できる弁護士に相談する。
裁判費用が払えない場合、法律扶助協会が利用できる。
調停が困難な場合、最初から弁護士に依頼すると早い。
          「ウィメンズネット・こうべ」学習会資料より)


DVのことについてその体験と対処法については次のところにかかれているので参考にするとよい。
www.kingdom.or.jp/nanchie/html/00/09_00.html


DVは、法律(DV防止法)によって保護されている

DV防止法とは、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(平成13年制定、平成16年改正)のこと
配偶者・元配偶者による身体的暴力に対して出される裁判所の保護命令(6ヶ月の接近禁止、2ヶ月の住居からの退去、6ヶ月の同居の子への接近禁止)や、配偶者からの暴力に係る通報、相談、保護、自立支援等の体制整備による、暴力防止や被害者保護が定められている。
 

 区役所からもらってきた「被害者の立場から考える ドメステック・バイオレンス&セクシャル・ハラスメント」で、野本 律子 相談員は、この身近な人権侵害に対して、地域社会でできることは、教育と相談であると述べている。

 公的な相談窓口は、被害者の身近にあって、無料で受けられる相談機関として大きな意味があるが、しかし、まだDVについて理解の浅い社会の偏見の中で、被害者は「自分が上手くやれないから、暴力を振るわれるのだ」と思い込み、さらにパートナーから「要領が悪い、無能だなどと言われ続けているため被害者自身が持ってしまった偏見や恥として感じていることを乗り越えて相談に辿り着くまでにはかなりの勇気が必要である。

 DVは、暴力(精神的暴力を含む)を使い、相手に恐怖心を起こさせ、従わせるという「力と支配の関係」をも意味する。女性がこれまで歴史的に父親の所有物、婚姻してからは夫の所有物とされてきた歴史は、DV神話としてたくさんの人に偏見、思い込み、幻想を抱かせてきた。

 ある一定グループが他のグループを支配することを抑圧といい、ここでは、女性に対して力を持ち抑圧するグループとして、男性グループが優位に立とうとして女性を抑圧しようとすれば、DVは、被害者の個人的問題ではなく、社会的に解決すべき問題となってくる。

 もし、友人や親戚の人たちから相談されたら「あなたが悪いのではなく社会問題のひとつとして相談できる」と伝えて欲しいと述べている。
決して責めたり我慢を押し付けたりせずに温かく見守り、また行政等の専門機関への相談を勧めるなどの具体的支援をし、児童虐待と疑われるときは、通報する勇気ももつことだ。

 
 DVの相談を受けたとき、あなたにできること

1  彼女の話を信じて、聴くこと。(傾聴、受容、共感)
2  彼女の感情を受けとめる。充分話しをしてもらい、非難しない。
3 常識や従来の女性観を決して押しつけない。
4  暴力を受けている女性は「自分に落ち度があったから」と自己を責めている場合が多いので、繰り返し「あなたは悪くない」「自分を責めないで」など自己肯定できる言葉をかける。
5  彼女の問題は彼女だけの問題ではなく、社会的問題であることを認識できる助けをする。
6  DV相談機関やシェルター,法律相談などの情報を適切に提供する。
7 あなた自身の労力の限界を自分で認識する。
8 彼女を救う役割をせず、彼女自身が彼女の人生の責任を取れるよう勇気づける。
9 彼女の「戻る決断」などに自分の失望感を押しつけない。

(「ウィメンズネット・こうべ」学習会資料より)


 また、子供の様子からDV被害が見えることもあり、学校教育または社会教育の場で、DV防止地域教育プログラムやデート防止プログラムなどが教師、生徒、保護者を対象に実施されると効果がある。

 子供達は、自分の家の暴力について大人に話してもよいと伝えてもらうと、とても気持ちが楽になると言う。ひとりで抱えているのには大きすぎる恐怖だから。

 「DVは人権侵害である」として、地域がDVを許さない社会となったとき、真に男女共同参画社会が創設されるのではないかと述べている。


 女性に対する暴力専門相談先(東京都)


東京ウィメンズプラザ(配偶者暴力相談支援センター)
電話相談・面接相談予約制  5267?2455毎日9:00?21:00年末年始除く

東京都女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)
電話相談・面接相談予約制5261?3110月?金9:00?20:00祝日年末年始除く

警視庁総合相談センター                     
3501?0110 月?金8:30?17:15(祝日、年末年始除く)
所轄の警察署(生活安全課防犯係 警察によってはストーカーなどの相談も可

女性の人権ホットライン(東京法務局・東京都人権擁護委員連合会)
5689?0534 月?金8:30?17:00祝日年末年始除く

市町村の女性センターなどでも「女性の何でも相談」などとして相談室を開設している。

ハラスメントやいじめを許す土壌
 職場のハラスメント被害をまとめていて、人の痛みや苦しみを理解できない人間が増えていることに気づく。集団の中にいて、自分で考えたり自分の意見を持つことがなく、ただ、上からの命令によって動いたりする人間の目的は、その中でのぼりつめることだけが目的となる。自我のめざめもなく、自分から何かを与えるのではなく、だだ一方的に享受することの中だけに長年身を置くと、他人を思いやる優しさや皆が気持ちよくすごせるような心くばりなどに思いが及ばなくなる。テレビなどただ情報が一方的に与えられる中にだけいると、それが間違った情報であっても、判断能力そのものが育ってないから、容易に流される。

 それが、家庭だったり学校・政党・地域・職場・だったりしても、いつも意識としては、その中で支配者になることだけにとらわれ、自分を邪魔するもの(その集団にとっては反対の意見を言うことがプラスになるとしても)を追い出し、消し去ることだけが、自分を認める唯一の方法となる。それが職場であれば、出世するためには手段を選ばぬということになるし、家庭においては夫からは受ける暴力ドメッステックバイオレンスの原因にもなる。他人間はむろん肉親間での親の子殺し、子の
親殺しなどの悲惨な事件、犯罪の低年齢化などの凶悪犯罪の根底に何があるのかを見出す必要がある。

 欲しいものがあればお金さえあれば何でも買える時代。苦労して育てることも、成長する喜びやそれをいとおしく感じることもなく、だだ流されるように生きていく生き方は、反論する者を、集団でいじめたり、追放することでしか、自分の存在価値を保てない。

 目的のためなら何でもする人間は、利潤追求のみを目的とする企業などでは、重宝がられる。出産のため産休をとる女性は、その時期誰かを雇わなくてはならず、企業にとっては金を費やす存在に他ならない。日本の将来をみつめれば、そのような見方しかできないような経営者ばかりになると、少子化は加速することになり、国際的地位をも脅かされることになるのだが、多くの経営者は自企業の利潤追求だけに追われ、コストのかかるものは合理化の名のもとに、削っていく。

 企業だけでなく、それが学校などの教育を目的としたところにまで、及ぶと、合理化の名のもとリストラが敢行され、「歪んだ自己愛人間」しか残らなくなる。教育の場がこのようになったとき、生徒の心の痛みをわかり善悪などのわかる人を育むより、受験教育のみにしか価値を見出せないような教師ばかりになる。その結果が、凶悪犯罪化社会である。こうなると教育基本法に「愛国心」や「道徳」を謳えば済むというものでもなく、問題の根源がどこのあるかを問い直さない限り解決はされない。

 民主主義の基本は他人の存在を認めることである。ひとりとして同じ人間はいないし、見かけも考えも違っていい。違っていいけれどもそれを、認めるためには、違う意見に耳を傾け、充分に議論を尽くすことしかない。今の世の中、ただ黙って従う人間のみが認められ、どんなにいじめられてても、見てみぬふりすることしか、自分の身を守れぬようになっているようだ。

 つまり、集団からは排除された人ほど、良識や心優しい人が案外いて、そのような人々は今の世の中、堂々と生きられず、弱者と位置づけられてしまうようだ。どこか、おかしくないだろうか?

人を傷つけずにはいられない「歪んだ自己愛人間」上司
 ハラスメント加害者を分析していくと、被害者から見て、最も厄介なタイプにつきあたる。それが「歪んだ自己愛人間」だとハラスメント研究家は結論づけている。
  参考 http://www.morahara.com/
 「ただ自分が優れていることを証明するために、他人を貶めたり、自分が生きていくために他人の精神を破壊する必要がある人間がいる」

 そのような「歪んだ自己愛人間」を上司にもつと、長期にわたるハラスメントによって、徐々に、心身のバランスを崩し、うつ病や神経症、心身症などの疾患に追い込まれる。そうなると、仕事もお金も健康も失くしてしまう。 こうした被害者は私も含め、かなりいるという。

 ハラスメント(モラハラ・パワハラ・セクハラ)から逃れるために、泣き寝入りのように仕事を辞め、それによって社会的地位や信用を失い、周囲の理解が得られず、離婚し、母子家庭となって、生活は苦しくなったが、心身の健康だけは、回復しつつある。

 「歪んだ自己愛」上司は、部下を上手く利用し、周りがどれだけ自分に貢献してくれるのかだけを基準に考えているので、部下にはハイレベルな達成を要求するが、その達成に必要な支援などはしないし、他同僚や部下には威張り散らすのに、上司の前では急にこびへつらうが、上司が去った後は、けなす。自分の味方になってくれる上司だけを偶像化するという。

 このタイプの上司はどこにでもいるように思われるが、このタイプは、 皮肉なことだが、職場において「歪んだ自己愛管理職」にみられる一部の性格的特質は、会社にとっては魅力的に写ったり、同僚をうまく使ったり、表面的な関係を作り上げたりすることから、社内政治においてはうまく作用し、昇進の階段を一気にかけのぼることも多いと言う。

 今振り返ると、同僚から見ると「なぜ、あんな人が?」と思うのにあれよあれよと出世する。誰が見ても不思議。それほど仕事が出来るわけでもなく、だだ上へこびへつらい、そして可愛がられる。どんどん出世していくのだが、「歪んだ自己愛人間」の言動は、他人の行動の意味や気持ちがわかる心の働きがないのが普通で、常に自分の言動はセクハラにならないと考えており、このような人が上司になると、自己愛変質者による陰湿なやり方で相手の心を傷つける攻撃が始まる。

 これを「純粋なモラル・ハラスメント」と呼び、「歪んだナルシスト」による精神的暴力・いじめ・嫌がらせは、この「純粋なモラル・ハラスメント」と一致する。
 
 これが純粋なモラハラだった場合(つまり加害者が「歪んだ自己愛人間」の場合)、教育研修は全くの無駄であり、話し合いは、非常に危険である。

 「歪んだ自己愛人間」は、自らの権威を脅かすものに対しては、執拗に攻撃を続け、「話せばわかってくれる」という期待を持つだけ無駄である。自分の地位と出世のためには、自分を正当化して何でもする。仕事をやめさせても自らの汚点を隠すため、執拗に相手を追い詰める。

 リストラなど「追い詰められた心理」に取り付かれた上司の「いじめ」や横暴な振る舞いは、多くの場合、その人自身の「性格」によるものではなく、「ある状況」が引き起こしたといっていいので、この権力の濫用(パワハラ)によるいじめをした上司は、自分のしたことを、後悔したり反省したりするが、「歪んだ自己愛人間」は反省も罪悪感も人の痛みを感じる感性もなく、自分が優れていることを認めさせるため相手の精神が破壊するまで続ける。

 そのいじめが、追い詰められた心理」によるものなのか、「歪んだ自己愛性格」によるものなのかで、対応策は大きく違うので、 セクハラで大切なポイントは、加害者のハラスメント行為の根源を見抜くことにあるといっているが、いじめの渦中にある被害者がそこまで分析するのは難しいことだ。

 加害者が、「歪んだ自己愛人間」であった場合、それはセクハラにとどまらずに、モラル・ハラスメントに発展する場合がある。 セクハラも、役職の力関係によって行われる場合、パワハラにもなるが、自己愛性格によって引き起こされる場合には、モラハラにもなる。

 「自己愛的な」「上司からの」「性的な嫌がらせ」という3種類のハラスメントの要素を全て含んでいれば、セクシャルハラスメントに該当する。

 私の場合、まさにこれだった。セクハラとは、単に女性から性的な利益を引き出そうとするというだけの問題ではない。セクシャル・ハラスメントを行う人間は、それ以上に、権力を見せつけることや、女性を性的な<モノ>として見なすことを目的にしており、人間としてみなしてはいない。

 セクハラをして、女性が悪いとか、女性から言い寄ってきたとか、女性の品位や名誉を貶めて正当化し、自分は被害者のように振舞い、相手が死ぬ(命もしくは地域・社会での評判を失う)まで、執拗に追い続ける。

 時には被害女性の家庭環境を調べ、友人、家族や子供を自分の味方につけて、相手を攻撃しようとする。多くの場合、女性を孤立させ、精神異常や、性的にだらしない女性だとのうわさをふりまき、それによって自分の不祥事を正当化させ、地位や名誉を守ろうとする。

 被害者であるのに加害者のようにされおびえながら生きている女性が、何もかも失った中から立ち上がれるのは、夫でも友人でもたったひとりでもいいから「無条件にあなたのことを信じている」といって抱きしめ何もかも苦しみを吐き出すのを、黙って聞いてくれたときである。

 極度の人間不信に陥っているので、「あなたが悪い」というように突き放してしまわず、「安心していいのよ。何があっても、誰が何を言っても、私が守ってあげる。」と言う態度で接すると、徐々にその苦しみが和らぎはじめる。

 今、私のPTSD(心的外傷後ストレス障害)は、信頼できる友人と出会って回復しつつあるが、それでもまだ、「自分が意図しないのに、ある出来事が繰り返し思い出される」「その時に感じた苦痛などの気持ちがよみがえる」「体験を思い出すような状況や場面を、意識的または無意識的に避け続ける」というPTSDの症状は消えることはない。

テーマ:日記 - ジャンル:結婚・家庭生活


加害者上司分析
ハラスメント加害者上司について、次のように分析しています。


加害者のタイプ分析
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歪んだ自己愛管理職」が、一般的なモラルハラスメントの加害者です。にわかには信じれらないでしょうが、他者を否定的に考えることで、自分自身を否定的に考えることから身を守っているのです。このような管理職には、大きく分けて次の3タイプがあります。
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1  誇大妄想型
誇大妄想型管理職は、過去の誇張された実績や、将来への誇大な期待などを妄想し、周りの人間が自分を崇めることを期待し、要求します。自分のことばかり考え、自分のことばかりしゃべる傾向があります。なぜなら、彼らにとって周りの人間は重要でも興味深くもないからです。傲慢な管理職は、人の権利を尊重しません。いつも傲慢で、他人を貶めます。社会一般のルールに従う必要はないと考え、人を上手く利用することばかり考えているのです。

自分の思うようにならないと、すぐに激怒します。特に、これまでの実績や評価についてのセルフイメージが壊されるような言動(「あのプロジェクトは、(モラハラ上司ではなく、)○○さんの貢献が多大だった」など)には敏感に反応するのです。

職場においては、この誇大妄想が「習得されて」、誇大妄想型管理職になってしまうケースもあります。ある分野やプロジェクトで成功したりして名声や役職などを手に入れると、誇大妄想に振舞うことや人を粗末に扱うことで非難されなくなることがあるからです。さらに、おべっかをばかりを言う人間がまわりに集まると、そのようなおべっかを本気で信じるようになってしまうのです。このような管理職は、良心や共感性はあるものの、自分の行為が回りに与える本当のインパクトがわからなくなってしまうのです。

職場だけだなく、スポーツや芸術などの分野でも、一流と呼ばれる人たちが、成功するについて誇大妄想になってしまうケースはよくあるものです。

特徴

自分が他人よりも質的に優れているという感覚を持っている
望むもの全てを手に入れる権利があるのだという考え
他者を貶める
価値感の欠如
忠誠心のなさ
人を羨む
自尊心が脅威にさらされた時に猛烈に怒りを感じる
根底にある要素

もろい自尊心
共感性の欠如

対処法
本人の前で批判・反論をしない
賞賛していることを示す(賞賛しているふりをする)
出る杭は打たれるので、出過ぎないように注意する
指示された業務を文書化する
精神的サポートを受けられる人を探す
異動・転職を考える


2 徹底管理主義型

徹底管理型の管理職は、幼稚園の先生でもあり、軍隊の教官でもあるのです。
つまり、そんなことまでいちいち指示されたくはないと思うようなどんな些細なことでも、あなたに自分の言うとおりに従い、行動することを求めるのです。徹底管理主義者は、自分は誰よりもものごとを上手く処理できるという信じているからです。それに、世の中は凄く不安定で、自分が徹底的に管理することで、それが崩壊するのを防ぐことができると信じているのです。もちろん、周りをコントロールすることで得られる満足感や影響力を愉快に思っています。

極度の管理主義者は、あなたが提案をしただけで反抗的だと考えます。彼らが考えていなかったことを考えるということが、彼らにとっては自尊心の脅威と移り、激怒するのです。

管理主義者にとって、ものごとは、「白」か「黒」のどちらかでしかありません。世の中は「コントロールできる」か「コントロールできない」かのどちらかなのです。人を評価しないので、正しい判断をするのに人に頼ることができないのです。彼らの指示について少しでも反論しようものなら、彼らの自尊心は攻撃を受けたと感じ、自己愛的な怒りに震えるのです。

特徴

自分の考えるとおりのやり方でものごとを処理することを強く主張する
詳細な管理
管理が脅威にさらされた時に猛烈に怒りを感じる
望むもの全てを手に入れる権利があるのだという考え
他者を貶める
価値感の欠如
忠誠心のなさ
人を羨む
根底にある要素

自尊心を守るという行為への病的な執着
限られた良心と共感性

対処法
直接的な提案はせず、自分で提案を考えたのだと思い込ますようにすること
批判や反論はしない
賞賛していることを示す(賞賛しているふりをする)
出る杭は打たれるので、出過ぎないように注意する
指示された業務を文書化する
精神的サポートを受けられる人を探す
異動・転職を考える


3 被害妄想型

被害妄想型の管理職も厄介です。彼らにとって何か不都合なことがことがあれば、それはあなたが彼らを意図的に攻撃していると捉えるからです。妄想がひどくなると、それがどんな些細なことでも、あなたを「悪」と考え、なんとしてでもあなたの行為をとめなければならない、と考えることもあります。
被害妄想の管理職は、世の中は危険なものであると考えるだけでなく、自分に害を与えようとしている人がいるという考え方に捉われているので、あなたの行為や曖昧な言動などを悪意のあるものとして考える傾向があります。このため。彼らはいつも緊張しているのです。また、いつも脅かされている緊張状態にあるため、他人を攻撃する危険性があるのです。

被害妄想の管理職は、敵意をむき出しにして、自虐的に皮肉で、秘密主義で、議論を好み、細かいことについて極度に敏感です。シャイで内気である人もいるし、傲慢で攻撃的な人もいます。

特徴

常識を超えた疑い深さ
部下の忠誠心への猜疑心
詳細な管理
イベントや行為において隠された意味をみつける
普通の人ではわからないほどの評判に対する攻撃を感じること
常に不平不満をいっている
根底にある要素

脆い自尊心
社会への怒り
憂うつ性と否定的な自己イメージ
心理的葛藤を解消するために、投影化と外在化を利用する

対処法
疑いを生むようなような行為はできるだけ慎む
行為についてできるだけ多くの説明を加える
異動・転職を考える



 「歪んだ自己愛管理職」の一般的特徴は次の通りです。

自分自身は質的に他者より優れていると感じている
他者を貶めることで、この優越性を維持し補強する
自分自身は特別な存在と考えているので、他者の権利や欲求に関心がない
他者を上手く利用すること、周りがどれだけ自分に貢献してくれるのかだけを基準に考えている
部下にはハイレベルな達成を要求するが、その達成に必要な支援などはほとんどしない
自分の行為が問題であるとは認識しない。また、よしんば認識したとしても、その行為が他人に対してどんなに有害なインパクトを与えるのかについては、ほとんど関心を示さない
同僚や部下には威張り散らすのに、上司の前では急にこびへつらう
しかし、上司が去った後は、けなす。自分の味方になってくれる上司だけを偶像化する
ほんの少数の部下だけを信頼し、忠誠心を持ち続けてもらうために彼らのニーズを満たし、その代わりに完全なる献身を要求する
皮肉なことですが、職場において「歪んだ自己愛管理職」にみられる一部の性格的特質は、会社にとっては魅力的に写ったり、同僚をうまく使ったり、表面的な関係を作り上げたりすることから、社内政治においてはうまく作用し、昇進の階段を一気にかけのぼることも多いのです。

ですから、「歪んだ自己愛管理職」は、社長がいつも怒鳴ったり、「天皇」や「神」のように振る舞っている不健全な職場風土を持つ企業においては、相当数存在します。

また、職場の健全な人間関係を脅かしたり、ハラスメント行為を行う管理職には、「歪んだ自己愛管理職」以外にも、次のような性格傾向を持つ人間がいます。これらのタイプは、基本的には「歪んだ自己愛人間」とは異なりますが、自己愛的な性格傾向を持っていることもあります。

攻撃的性向
非融通性向
非倫理性向
反社会性向
権威主義性向
強迫神経性向
癇癪性向
排他性向
専断性向
受身-攻撃性向                         」    



職場のハラスメント。
 私自身職場のハラスメントの被害に遭い、辞めて4年が経つというのに、いまだにフラッシュバックして苦しんでいる。最近そのことについて記載されてるのを引用してみた。


職場ハラスメントの分類
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職場でのハラスメント行為には、一般的に次の3つがあります。
モラル・ハラスメント / モラハラ
パワー・ハラスメント / パワハラ
セクシャル・ハラスメント / セクハラ
どれも比較的新しい言葉であり、その定義・使い方はまちまちですが、私は次のように分類できると考えています。

 
 パワー・ハラスメントは、職場の役職などの力関係による嫌がらせやいじめなどを総称しているのに対し、モラルハラスメントは、自己愛的性格特性を持つ上司・同僚などから受ける言葉や態度による嫌がらせやいじめなどを意味します。

セクハラも、役職の力関係によって行われる場合、パワハラにもなりますが、自己愛性格によって引き起こされる場合には、モラハラにもなります。

 「自己愛的な」「上司からの」「性的な嫌がらせ」という3種類のハラスメントの要素を全て含んでいれば、セクシャルハラスメントに該当します。もう最悪でしょう。でも実際、女性でこのセクハラの被害を受けられている方は、もの凄く多いように感じています。


職場のモラルハラスメント

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「なぜ上司はあんなに酷いことを平気でするのだろう??」
「自分は一体どんな悪いことをしたのだろう?」

怒り、悲しみ、惨めさ、不可思議感、無力感・・・。モラル・ハラスメントの被害を受けている人でなければわからない感情です。
私たちは日常、他人の行動の意味や気持ちがわかると思っています。喜び、悲しみ、怒りなどの感情も、原因を知れば、なんとなく納得できる。これは、その人の心を、自分の心に再現したり、追体験したりすることができるからで、このような心の働きを「了解」と言います。

「歪んだ自己愛人間」の言動は、「了解」できないのが普通です。だからこそ、モラル・ハラスメントの被害者は、「自分は何か悪いことをしたのだろうか?」というような自責を強いられます。また、被害自体も他人から見たら微妙すぎるので、愚痴を吐くのも難しく、周りの人に理解してもらえない。果てには、「自らの性格の問題」とされてしまうこともしばしばです。

信じられないかもしれませんが、ただ自分が優れていることを証明するために、他人を貶めたり、自分が生きていくために他人の精神を破壊する必要がある人間がいるのです。それが「歪んだ自己愛人間」です。

まだまだ完成度・情報量としては不十分なところもありますが、このウェブサイトでは、職場で行われるハラスメントについての概略とともに、加害者が「歪んだ自己愛人間」かどうか見抜くために必要な知識、ハラスメントから自分を守る対策についての情報を提供していきます。

ハラスメント被害の最悪のシナリオは、長期にわたるハラスメントによって、徐々に、心身のバランスを崩し、うつ病や神経症、心身症などの疾患に追い込まれることです。そうなると、仕事もお金も健康も失くしてしまうのですが、実際には、この最悪のシナリオをとってしまう被害者が非常に多いのです。
 

モラル・ハラスメント
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言葉や態度、身振りや文書などによって、働く人間の人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせて、その人間が職場を辞めざるを得ない状況に追い込んだり、職場の雰囲気を悪くさせることである。
「モラルハラスメント - 人を傷つけずにはいられない」 

これは、モラル・ハラスメントという言葉を世界に広めたフランス人精神科医のマリーフランス・イルゴイエンヌ女史による「職場のモラルハラスメント」の定義です。

この本は1998年に刊行されたもので、それ以前から、このような職場でおこる問題は、「職場のいじめ、精神的虐待・暴力」ということで取り扱われてきてはいましたが、そこに「自己愛性格」の考え方と、「モラルハラスメント」という言葉、を持ってきたのが、イルゴイエンヌ女史です。

イルゴイエンヌ女史は、著作の中で、職場のモラルハラスメントを二つに分類しています。一つが「権力の乱用」で、日本では最近、「パワーハラスメント」と呼ばれています。

もう一つが「自己愛変質者による陰湿なやり方で相手の心を傷つける攻撃」です。これを「純粋なモラル・ハラスメント」と呼んでいます。当サイトで取り扱っている「歪んだナルシスト」による精神的暴力・いじめ・嫌がらせは、この「純粋なモラル・ハラスメント」と一致します。

権力の濫用によるハラスメントは、不景気やリストラ圧力の中でのプレッシャーを受けた管理職が、心理的葛藤を解消しようとするメカニズムの中で、攻撃的な反応をすることから行われることの多いのです。その対象を部下にするのは、報復の可能性も少なく、それが一番簡単だからです。但し、この場合の攻撃性は一時的なもので、多くの上司は、後で後悔します。

このような心理的葛藤を解消するメカニズムの中で発生するパワハラやモラハラは、まだ救いようがあります。企業がきちんと管理者向け教育を行ったりすることで、自らの行為に気付く可能性があります。また、あなた自身が、その上司のプレッシャーやストレス状態を汲み取りながら話し合うことによって、相手のストレス状態をうまく和らげながら、前向きな話し合いができる可能性もあるからです。

ところが、これが純粋なモラハラだった場合(つまり加害者が「歪んだ自己愛人間」の場合)、教育研修は全くの無駄であり、話し合いは、非常に危険です。「歪んだ自己愛人間」は、自らの権威を脅かすものに対しては、執拗に攻撃を続けるからです。「話せばわかってくれる」という期待は全く持てません。

今、ハラスメントを受けている方々は、加害者をよく理解して、歪んだ自己愛によるものなのか、それとも心理的葛藤の中での攻撃性なのか、もしくは別の理由なのかをしっかりと見極められるようになって下さい。間違った対応は、悲劇をもたらします。


一部の企業では、セクハラ対策に真剣に取り組んでいます。管理者教育などは、それなりの効果はありますが、「歪んだ自己愛人間」の管理職には効果がほとんどないのが実情なのです。なぜなら、「歪んだ自己愛人間」にとっては、自分の行っている行為が、相手に迷惑をかけている、などとは全く思っていないからです。

以前、某一部上場企業の人事部の方とセクハラについて話しをしたとき、その方は、「セクハラ的発言は、その発言をした人によってセクハラにもなるし、セクハラにはならない」などと話していましたが、「歪んだ自己愛人間」は、常に自分の言動はセクハラにならないと考えているのです。



パワー・ハラスメント
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職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く関係を悪化させ、あるいは雇用不安を与えること。

「許すな!パワーハラスメント」 

これが、パワー・ハラスメントという言葉を生み出した岡田康子氏(クレオ・シーキューブ代表)の著書にある、パワー・ハラスメントの定義です。パワーハラスメント(パワハラ)は造語であり、和製英語です。Sexual Harassmentは英語でも通じますが、Power Harassmentは英語では通じません。

実際のところ、日本では次の二つのパターンが、パワーハラスメントとして大きく認識されているような感じがします。

リストラを目的の退職に追い込むためのハラスメント行為
心理的に追い詰められた上司による問題行動としてのハラスメント行為
日本でパワーハラスメントという言葉が、短期間でここまで普及した背景には、近年猛威を振るったリストラの嵐があったからであることは間違いありません。

つまり、一般的に企業が社員を解雇する場合、次のような費用がかかります。1)解雇予告手当として一ヶ月分の給与を支払う、2)会社都合としての退職金額(通常自己都合退職金より高い)を支払う、それに加えて、3)各自治体などから支給されている助成金・補助金などを受けられなくなってしまうというペナルティーが課せられるのです。あまり知られていませんが、実はこの3)は結構な金額になるのです。

それに対して、パワーハラスメントにより社員を追い詰めて、自己都合で退社させることができれば、これらの出費を抑えることができるのです。勤務期間等にもよりますが、中高年の管理職クラスであれば、その費用は100万円は下らないでしょう。

これまで出版された、パワーハラスメントに関する代表的な著作は、この「許すな!パワーハラスメント」と、「パワーハラスメントの衝撃(金子雅臣)」ですが、これらの著作の中で紹介されている事例の多くは、リストラなどの解雇を目的とした、上司(及び組織)による嫌がらせのように感じました。

それと同時に、リストラやプレッシャーに怯える上司からのパワーハラスメントというのも多い気がします。

怒り・不安などを含む深い情緒的緊張を解消するために、人は様々な反応を示すことが知られています。その際、忍耐強く冷静に障害を回避したり、それを克服する努力をして、合理的に緊張を解消しようとする人もいれば、非合理的な感情的反応を表して、事態に上手く対応できない人もでてきます。

もっと簡単にいえば、リストラ圧力、目標達成などの心理的プレッシャーから逃れるために、誰かに「あたる」ことで、一時的に自分の心の平静を保とうとする上司がいるということです。

「追い詰められた心理」に取り付かれた上司の「いじめ」や横暴な振る舞いは、多くの場合、その人自身の「性格」によるものではなく、「ある状況」が引き起こしたといっていい。昨今の、リストラをはじめとする職場環境の変化が、上司を精神的に追い込んでいるのは間違いない。・・・そうした上司の多くは、自分がよじれた心理状態に追い込まれていることをある程度は知っている。

「問題上司 - 困った上司の解決法」 

このウェブサイトで取り上げている(純粋な)モラル・ハラスメントというのは、これらのようにリストラ解雇を目的としたものでも、追い詰められた心理によるものでもありません。歪んだ自己愛性格を持つ人間によって行われるという点が大きなポイントです。

「許すな!パワーハラスメント」の中でも、この歪んだ自己愛性格によるハラスメントも多少言及されており、パワーハラスメントのパターンの一つとして取り上げられているようです。しかし、例えば「人前で恥をかかせる」という行為を行う上司が、「追い詰められた心理」によるものなのか、「歪んだ自己愛性格」によるものなのかで、対応策は大きく違ってくるのです。


セクシャル・ハラスメント
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セクシャルハラスメントとは、時・場所・相手をわきまえずに、相手を不愉快にさせる性的な言動のことです。セクハラとなるかは、あくまで平均的な女性がその状況で、そのような言動を受 けた場合、不快と感じるかを基準に判断されます。

とはいっても、特に繊細で不快と感じやすい人の場合でも、不快な言動が続けられた 場合にはセクハラとされることもあり、快か不快かを決めるのはあくまで、そのよう な言動を受けている人ということになります。
セクハラは、「対価型」と「環境型」に大別されます。「環境型」はさらに次のように分類されます。

セクハラの種類・意味 小分類 具体的な行為
「対価型セクハラ」
(条件と引き替えに)肉体関係の要求をする なし 肉体関係をせまる
加害者は「給料を上げて欲しければ」「クビになりたくなければ」と言って、欲求行動の成功率を上げようとすることもある

「環境型セクハラ」
行為がされることで、働きづらい環境が作られる行為の総称 視覚型 人前で、性的な記事の出ているスポーツ新聞を広げる、相手の体を、なめまわすように見る等
発言型 性的な発言や質問をする・うわさを流す
肉体関係を迫る発言も含まれる
身体接触型 相手の背後を通りすぎるたびに、身体の一部をさわる等

セクハラも、権限をもつ上司によって引き起こされる場合には、パワーハラスメントの一種です。

セクハラで大切なポイントは、加害者のハラスメント行為の根源を見抜くことです。加害者が、「歪んだ自己愛人間」であった場合、それはセクハラにとどまらずに、モラル・ハラスメントに発展する場合があります。

(セクハラとは、)単に女性から性的な利益を引き出そうとするというだけの問題ではない。セクシャル・ハラスメントを行う人間は、それ以上に、権力を見せつけることや、女性を性的な<モノ>として見なすことを目的にしているのだ。加害者はセクシャル・ハラスメントをすることによって、被害者の女性を<所有>しようとする。被害者の女性はそれを受け入れ---それどころか、加害者によって選ばれたことを喜び、誇りに思わなければならない。加害者はその女性が<ノー>と言うとは考えてもいないのだ。もし、そこで<ノー>と言ったら、辱めや攻撃を受ける。また加害者は女性のほうから誘惑してきたのだとか、女性も同意していた、あるいは望んでいたのだと言うことも珍しくない。




私の離婚給付付公正証書
 夜中「おかあさんー」と言って部屋に入ってきた娘を見て驚いた。眼が腫れ上がり、まるでお岩さんのようになっている。虫刺されなのか何なのか、寝るまではなんともなかったのに。朝まで冷やし、医者に連れて行き、アレルギーか蕁麻疹といわれ、薬を飲んで翌日には腫れはひいたものの、仕事にでてまた腫れ上がる。わき腹もずーと痛かったというのでかかりつけの診療所で紹介状を書いてもらい病院で眼科と内科で検査をしてもらった。血液・尿・腹部エコー(超音波)の結果、内臓はどこも異常はなく、コンタクトによる腫れであることがわかった。

 ほっと一安心、だけど離婚以来、仕事のストレスだけでなく心配かけちゃって、いくらか給料から家計に入れてと言ったのが負担になったのではと、娘にもすまないなーと言う気持ちになる。

 それやこれやで、離婚するときの公正証書について書いて下書き保存をしておきながら、そのままになってしまっていた。やっと今落ち着いてパソコンに向かう。
 

私の離婚給付付等契約公正証書

平成18年第   号

 本職は、平成18年 月 日、当時者の嘱託により、次の法律行為に関する陳述の趣旨を録取し、この証書を作成する。

 当事者・夫の氏名(以下「甲」という。)及び当事者・楠 すみれ(以下「乙」という。)は、前同日、以下に記載するとおりの内容の離婚給付契約を締結した。

第1条(離婚)
甲と乙とは、夫婦であったが、平成18年 月 日協議離婚したことを確認する。

第2条(養育費)
1 甲は乙に対し、甲と乙間の長男 息子の氏名(昭和 年 月 日生、以下「丙」という。)の養育費として、平成18年 月から丙が現在就学中の大学を卒業する日の属する月まで、1か月金 万円を毎月末日限り、乙の指定する金融機関の丙名義の預貯金口座に振込送金して支払う。なお、上記養育費については、物価の変動その他事情の変更に応じて甲乙協議のうえ増減できるものとする。

2 甲は乙に対し、前項記載の期間中、丙の病気又は事故により乙が特別の費用を支出し、乙から請求があったときは、その金員を速やかに乙に支払うことを約した。

第3条(土地の分割)
甲及び乙は、下記土地について、協議の上、別添図面のとおり同じ地積の2筆に分割し、各分割地を甲乙の単独所有にすること、甲又は乙が上記分割地を売却するときは、事前にその旨を他方の者に通知すること、上記分割までの間は、下記土地に係る税金及び維持管理費を甲乙各2分の1の割合により負担することを約した。(以下略)

第4条(財産分与)
甲及び乙は、本件協議離婚に伴う財産分与として、甲が乙に対し、下記土地及び区分所有建物を給付し、所有権移転登記手続済みであることを相互に確認する。(以下略)

第5条(精算条項)
甲及び乙は、本件協議離婚に関し、本公正証書において定めるほか、財産分与・慰謝料その他名目のいかんを問わず何らの債権を有せず、債務を負担していないことを相互に確認する。

第6条(強制執行認諾)
甲は、本公正証書の記載の金銭債務を履行しないときは、直ちに強制執行に服する旨陳述した。

            以上


本旨外用件

住所     夫の住所
職業     会社員
当事者(甲) 夫の氏名
       昭和 年 月 日生
 甲は、印鑑登録証明書の提出により、その人違いでないことを証明させた。

住所     妻の住所
職業     無職
当事者(乙) 楠 すみれ
       昭和 年 月 日生
     
乙は、印鑑登録証明書の提出により、その人違いでないことを証明させた。


 この証書は、平成18年 月 日、本職役場において、法律の規定に従い作成し、列席者に閲覧させたところ、各自これを承認し、本職とともに署名押印する。

当事者(甲)   夫の署名・押印
当事者(乙)   楠 すみれ・押印

公証役場の住所
(   )法務局所属
公証人        公証人氏名            印


 この正本(夫は謄本)は、嘱託人 楠 すみれの請求により、平成18年 月 日、本職役場において原本に基づき作成した。
公証役場の住所
(   )法務局
公証人        公証人氏名            印


これが、私の離婚給付付公正証書である。


その料金は、

計算書

目的の価額     算定不能
手数料       11000円 原本1行為
          250円 超過枚数
          1250円 正本 5枚1通
          1250円 謄本5枚1通       
                       計13750円

 それを夫と折半し、ひとりあたり6875円だった。養育費が支払われないで裁判になったときのために、妻が正本を所有し、夫が謄本を所有する。

  20年間公証役場に保管されるので養育費など支払われない相談することもあるので、証書番号・公証人氏名を必ず記録しておくこと。

  料金は、証書で取り決める財産額により(以下の基本手数料参照)
決定する。私の場合は、基本手数料の500万円以下に該当する。子供の養育費(卒業までの約170万円)と土地の財産分与に対するものである。今住んでるマンションの移転登記はこのときすでに済ませているので目的価額は算定不能となり、すべてひっくるめて200万円以上500万円以下で計算された。

養育費が最後まで払われてどれぐらいになるか財産分与がどれぐらいになるかにより、額が決まるといってよい。


以下、公正証書についてかかれたものである。
  

「離婚協議書は、相手方が約束を守らない時に初めて役に立つものです。自動車保険や火災保険と同じです。何もなければ必要ないのですが、だからといって何かあったときにやっぱり保険に入っておけばよかったと後で悔やんでも遅いです。
養育費の支払がある場合や慰謝料財産分与の支払が分割払いになる場合は必ず公正証書離婚協議書を作成しておきましょう。
公証人手数料
公証人手数料は政府が定めた「公証人手数料令」という政令により定められています。
なお、手数料には、消費税はかかりません。契約や法律行為に係る証書作成の手数料は、原則として、その目的価額により定められています(手数料令9条)。

【基本手数料】

(目的の価額) (手数料)
100万円以下              5000円
200万円以下              7000円
500万円以下             11000円
1000万円以下            17000円
3000万円以下            23000円
5000万円以下            29000円
1億円以下               43000円                    
以下超過額    5000万円までごとに3億円まで13000円
         10億円まで11000円
         10億円を超えるもの8000円加算

【その他手数料】
金銭消費貸借契約、土地の賃貸借契約、土地の売買契約等には、公正証書に印紙税法による印紙の貼付が必要となります。
正本・謄本料として1ページ250円(契約内容によりますが、正本・謄本合計で3000円程度)が必要です。


 公正証書は裁判の判決と同じく強制執行をかけることができる債務名義となりますが、判決と大きく違うところは「金銭債務についてのみ強制執行できる!」ということです。」





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